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Hugin解説 スティッチングタブ2
- 2011/02/03(Thu) -
Hugin解説 スティッチングタブ2


出力するパノラマについて多くの選択肢があり、Helpも理解できない部分が多かったので、その辺りを差し引いて参考にしてください。特にHDRに関しては全く使わないのでさっぱり分かりません。
ステッチ中にはダイアログが出るのと、出力フォルダーに中間ファイルが出力されるので、それを見ていると何をしているのか大体分かると思います。まずはnona,Enblend,Enfuseそれぞれがどういう仕事をして、どういう流れになっているのか理解するのが大切です。



WS000501-1.jpg
Panorama Outputs:パノラマ出力
パノラマの出力についての設定です。

・Exposure corrected,low dynamic range
露出補正をした普通のパノラマ。
ステッチを実行すると、nonaが各入力画像を移動、変形、露出補正などを行い、中間ファイルとして入力画像ごとにTIFF画像を出力。Enblendがそれらの継ぎ目をブレンドして一枚のパノラマが完成します。


・Exposure fused from stacks
ExposereFusionという技術を使用して複数枚の画像から露出合成を行い、白飛び、黒潰れを補正します。
これを選択した場合は、Huginは画像の位置(重なり方)から露出スタック(位置が同じで露出だけ違う画像群)を判断。90%重なっている画像は同じスタックとして、まずスタック内でEnfuseによる露出合成を行ないます。
スタックごとにTIFFで中間画像が出力され、Enblendがそれらの継ぎ目をブレンドしてパノラマを完成させます。

Enfuseには露出補正されていない画像を入力しないといけませんので、露出合成を選択しているときは、自動的に露出補正がオフになります。
この出力の場合は、各画像の露出値は関係ないので、RAWから露出を変えて現像した画像(exifの露出値が全部同じ)のステッチでも問題なくステッチ、露出合成できます。


・Exposure fused from any arrangement
これもExposereFusionで露出合成を行うのですが、違うのはブレンドと露出合成の順番で、こちらはブレンドが先です。
露出値が近い画像をまずブレンドし、中間画像(露出レイヤー)を作成、それらを露出合成します。

ヘルプには自動露出で撮影した場合にはこっちの方がいいよ。と書いてあるような気がするのですが、いまいちよく分かりません。まぁ、ブレンドを先にしたほうがうまくいくケースがあるということらしいです。
あと、この出力の場合、ブレンド、露出合成するかどうかは各画像の露出値によって判断されるので(しきい値は0.5EV差)、各画像に適切な露出値が入っていないとダメです。
RAWから露出を変えて現像した画像や露出値を全部0にした場合などは露出合成できません。
ちなみに、from any arrangementの場合も露出補正は自動的にオフです。

普通にブラケット撮影した場合や、RAWから明るさを変えて現像した場合など、各露出の位置が変わらないならfrom stacksでいいと思います。
手持ちでブラケット撮影して、各露出の画像位置がバラバラだとか、そういうときにはfrom any arrangementを選択するのかなーと思いますが、もうちょっと検証が必要な感じです。




・High dynamic range
HDRで出力します。
選択できるフォーマットはEXRと浮動小数点TIFFです。
巷ではHDRからトーンマッピングしたLDRもHDRと呼んでいたりするので紛らわしいのですが、Huginにはトーンマッピング機能はありません。
ここで出力されるのは、32bitのファイルフォーマットのHDRIそのものです。
もちろん、出力されたHDRIを別アプリでトーンマッピングすることはできます。

Huginでは、ExposereFusionした画像も、トーンマッピングした画像もHDRとは呼びません。
HDRは本当にハイダイナミックレンジなファイル形式だけを指しています。




WS000501-2.jpg

Remapped Images
リマップされた各画像の出力について
選択していると、入力された各画像をリマップ(変形、移動)して、入力画像ごとに出力します。
これはレタッチソフトでパノラマを修正するなど、後で手を加える素材として使用します。

・Exposure corrected,low dynamic range
露出補正した各画像を出力します。

・No exposure correction,low dynamic range
露出補正しない各画像を出力します。

・High dynamic range




WS000501-3.jpg

Combined Stacks
・High dynamic range maerged stacks
スタックごとにマージ(HDR化)した画像を出力します。


WS000501-4_20110203114308.jpg

Layers:レイヤー
・Blended layers of similar exposure,without exposure correction
露出値ごとにブレンドされた画像(露出補正してない)が出力されます。
これは手動でコントラストブレンドを行うのに有益です。
「Exposure fused from any arrangement」で作られる中間ファイルと同じです。

出力後のレタッチ用に「スタックごとに露出合成された画像」が欲しいときがあります。
設定して出力することはできませんが、Exposure fused from stacksの中間ファイル(*_stack_ldr_****.tif)として出力されるので、適当なオプションにチェックを入れてステッチが完了するまでの時間を稼いで、その隙に中間ファイルをコピーすれば入手できます。




WS000501-5.jpg

Processing

マッピング
マッピングに使用するプログラムを選択します。
nonaはhugin標準のリマッパー(ステッチエンジン)です。

WS000502.jpg

Nonaのオプション設定
・画像補完法は補完アルゴリズム(インターポレーター)を選択します。
デフォルトはpoly3で、ほとんどの場合でよい結果をもたらします。
その他はどれもあまり違いがありませんが、ニアレストネイバーは処理が早い代わりに低品質です。
・切り抜き画像を保存
croped tiff形式で保存します。
レタッチソフトが対応しているならONにしておくことで、ファイルサイズを節約できる。らしいのですが、どう扱うのかよく分かりません。
私は環境設定でオフに設定して出力して、GIMPで「レイヤーとして開く」しています。

フュージョン
Enfuseは露出合成(Exposure fusion)のデフォルトです。
Optionsはコマンドラインで指定します。(環境設定の「新しいプロジェクト」でも設定できます)

ブレンド
enblendはデフォルトのブレンドプログラムです。
オプション設定についてはenfuseと同様です。

HDRへのマージ




WS000497-2.jpg

一番大事なボタンを忘れていました。
右下のStitch now..を押すと、パノラマステッチを出力します。

左の「プロジェクトを保存しバッチ処理に送る」は、現在のプロジェクトを一旦保存して、バッチステッチャーでステッチを行います。


このタブに出てくる単語の意味

blend:ブレンド  各画像の継ぎ目を混合して滑らかに繋ぐこと。
fuse:露出合成  Enfuseで露出合成(ExposereFusion)する。
merge:マージ  複数のLDRからHDRにすること。
stack:スタック  位置が同じ画像の重なり。
remapped:マッピング  画像を変形・移動した。…すること。
layer:レイヤー  各露出ごとにブレンドを行ってできたレイヤー。

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